FPrime caustics(コースティクス) test01

FPrime ではコースティクスが反映されません。そこで情報が無いか探していたらこんなブログの記事を見つけました。

FPrimeでcausticsを描画する方法です。
スタンダードのライトを使用せずに、オブジェクトをライトにする。
FPrimeはモンテカルロラジオシティでバウンスを2以上に設定する。
コースティクスを施したいオブジェクトのサーフェイス設定で、反射を0%にし、透明度を少し上げる屈折インデックスを0.01にすることで、透過光は反射光のような振る舞いをします。
引用元:3DCG:LABO

この記事の元が CGTalk – Fprime’s caustics にあるので、そっちも参考にして作ってみました。

FPrime’s causticsHack

Lightwaveでの通常レンダリングLightwave ネイティブでのレンダリング結果。シェーディング設定はこちら

FPrimeでの通常レンダリングコースティクスの効果を出したいのは、左のリングです。透明の球はコースティクスの効果が出ていますが、リングの方はコースティクスの効果がありません。

FPrime Hackでのレンダリング 引用にもあるように、Hackするためにシェーディングを変更します。
元記事の方に詳細があったので、そちらを適用してみました。
Everything 0 / Transparency 100 / Indice of refraction 0.01
Hack後のシェーディングは設定こちら

FPrime Hackでのレンダリング カラーを設定してみました。シェーディングは設定こちら
この Hack を使うことで、FPrime でもコースティクスの効果が出ました。

the indice of refraction, when it is not equal to 1, will “bend” the ray as it goes through a surface… in Lightwave an indice of 0,001 will bend the ray 180°, it just goes back, as if it was a reflected ray !
引用元:CGTalk – Fprime’s caustics

Lightwaveは、Indice of refraction が0.01〜0.001の場合、光線を180°湾曲させて表示するようです。ということであれば、Lightwave ネイティブのレンダラーでも同じような見た目になるはずです。

Lightwaveでのレンダリング ネイティブのレンダリングでも、同じように出来ました。ノイズを除けば、ほとんど同じ画像になります。この画質でレンダリング時間はFPrimeの約2倍です。
シェーディングの設定は、hackと同じ

FPrime’s causticsHack というより、Lightwave IndiceHack と言った方が良いかもしれません。